取引のある金融機関に【決算報告】をしていますか? その2

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前回からの続きです。前回、私は、


「社長のあなたが金融機関に出向いて


今期1年間に


どのような事をしたのか?


その目的と成果はどうだったのか?


どんな特別な事があったのか?


どんな1年だったのか?


決算書に出ている売上高や経費・利益の


根拠はなんなのか?


を説明する【決算報告】をするのです!」


と最後にお話しを致しました。本当に【決算報告】は大事ですよ!



金融機関は常にあなたの企業を評価(格付け)しています。会社の業績はどうなのか?経営者としての資質はどうなのか?このまま融資を続けても安心なのか?追加融資は可能なのか?  などを判断するために様々な情報を収集しているのです。


金融機関は常にあなたの企業を評価(格付け)しています。会社の業績はどうなのか?経営者としての資質はどうなのか?このまま融資を続けても安心なのか?追加融資は可能なのか?  などを判断するために様々な情報を収集しているのです。 その代表的な情報元が「決算書」です。何度も言いますが、この決算書にはあなたの会社の財政状態や1年間の経営成績が記載されています。しかし、決算書の数値を集計してくれたのは ” 会計事務所 ” であって、社長のあなた自身ではないです。


ですから、決算を向かえ決算予測をする時、税務署に提出する申告書にサインをする時などに、会計事務所から【内部決算報告】をしてもらいます。その【内部決算報告】の情報を元に、社長のあなた自身が前期の1年間を思い出し、振り返り、金融機関に【決算報告】をするのです。


では、具体的にどのような事を思い出したり、振り返ったりすればいいのか? をお話しします。基本的に用意するものは、


  • 決算書(2~3期分)
  • 勘定科目内訳書(2~3期分)
  • 総勘定元帳(2~3期分)
  • 自社で会計情報を入力しているのであれば、会計データ(2~3期分)

これらを用意します。

そして、振り返る内容は、


  • 売上高(得意先)の増減とその増減の理由
  • 仕入高(仕入先)や原価率の変動とその理由
  • 人員と増減とその理由
  • 前期に比べて大きく増減した経費とその理由
  • 当初に計画した経営方針と実績との比較
  • 前期に特に注力した事(経営戦略やマーケティング戦略など)
  • 決算書上、金額が大きい経費の内容

これらを、決算書や総勘定元帳や会計データをほじくり返して、振り返るのです。


1年間は1日1日の積み重ねです。6ヶ月前に自社として何か新しい取り組みをしたとしても、それから日々時間が過ぎていくと、その【新しい取り組み】も過去の事になったり、日常的な事になり、いざ思い出そうとしても直ぐに思い出せないようになります。


でも、その【新しい取り組み】は自社の経営情報や金融機関に報告する情報としては重要な情報です。上記のような振り返りを何もしないで、準備もせずに金融機関に決算報告に行っても十分な説明が出来ないことになります。


私は財務コンサルタントという立場でクライアント企業の財務顧問をしていますが、前述した「振り返り作業」の重要性を多く見てきています。この振り返り作業をすることによって、自社の状況を再度認識できたり、問題点や課題が見えてきたり、来期の計画を立てるための準備が出来たりします。


実際、私が財務顧問している企業の金融機関に対する決算報告は、


1) 前述の振り返り作業を社長を一緒に実施

2) 前期のトピックスや課題を社長と一緒に抽出

3) 前期の振り返りや課題等を元に、来期の数値計画を社長と一緒に策定

4) 来期の経営重点項目を社長と一緒に検討

5) 決算書から収益性や安全性などの経営分析を実施

6) 金融機関に提出用の決算報告書を作成

7) 金融機関とアポを取り、社長と私の二人で金融機関に伺う

8)支店長と融資担当者へ決算報告を実施

9) 決算内容の説明は社長自身に行ってもらう

10) 私は補足説明を行う


上記のように実施しています。振り返り作業から来期計画策定を経て金融機関への同行報告までとてもボリュームのある作業ですが、コレを実施するとしないとでは金融機関の自社への理解度が全く違います。


最近では、金融機関の融資審査も厳しくなり、赤字決算や債務超過ですと追加融資などは受けてくれない状況でもありますが、前述の【金融機関に対する決算報告】を毎年実施していると、例え今期大赤字を出してしまったとしても金融機関は協力的にサポートしてくれるという実績を私は何回も体験しています。


社長には自社の状況を説明する ” 説明責任 ” がありますので、


「社長のあなたが金融機関に出向いて今期1年間にどのような事をしたのか?  その目的と成果はどうだったのか? どんな特別な事があったのか?  どんな1年だったのか? 決算書に出ている売上高や経費・利益の根拠はなんなのか?  を説明する【決算報告】を実施してください。


 欲を言えば、毎月、若しくは3ヵ月ごとの試算表も簡単な状況報告で金融機関に出向いて話しをしていくと、金融機関とより強固な関係作りが可能となります。

 

金融庁は、地域金融機関に対して、リレーションシップバンキング、すなわち借入先との間で密度の高いコミュニケーションを通じて、借入先の経営実態の適切な把握をする「エージェンシー業務」、さらに経営相談やビジネスマッチング等を行う「コンサル業務」、また地域や地場産業などへ働きかけて地域貢献を通じて意思疎通を図る「コミットメント業務」を行うことを地域金融機関に対して求めています。

金融庁は、地域金融機関に対して、リレーションシップバンキング、すなわち借入先との間で密度の高いコミュニケーションを通じて、借入先の経営実態の適切な把握をする「エージェンシー業務」、さらに経営相談やビジネスマッチング等を行う「コンサル業務」、また地域や地場産業などへ働きかけて地域貢献を通じて意思疎通を図る「コミットメント業務」を行うことを地域金融機関に対して求めています。そして、現在は「事業性評価」という事も実施していくことになっています。


あなたの会社にとって金融機関は「お金を貸してくれる所」でありますが、金融機関にとって見れば地域の企業は「お金を借りてくれるお客様」であり「預金をしてくれる金主さん」でもあります。あなたの会社にとっても金融機関にとっても「良好な関係作り」は大事なことです。


「良好な関係作り」には口座を作る、預金をする、各種引落しを依頼する、借入をする、期日どおりに返済をする、という事もありますが、コミュニケーションもとても大事で、決算報告や月次報告という場を通じてコミュニケーションを交わして行く事が「良好な関係作り」にとっては、とても大事です。


是非、金融機関と「良好な関係作り」を行ってください。

 


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投稿日時: 2018年01月19日 12:00

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